梅雨が明けると、一気に気温と湿度が上がり、本格的な夏がやってきます。
この時期に最も注意したいのが「熱中症」です。
熱中症は、誰にでも起こる身近なリスク。高齢者や子どもだけでなく、若い世代や室内にいる人にも起こり得ることをご存じですか?
今回は、全世代に向けて、すぐに始められる熱中症対策のポイントをご紹介します。
🔍 熱中症とは?どうして起こるの?
熱中症は、高温多湿な環境で、体温の調節がうまくいかずに起こる体の不調のこと。
体内の水分や塩分のバランスが崩れることで、以下のような症状が現れます:
- 頭痛、めまい、立ちくらみ
- 吐き気、倦怠感
- 大量の発汗、または汗が出ない
- 意識障害(重症の場合)
特に梅雨明け直後は、まだ体が暑さに慣れていない=熱中症リスクが高い時期。注意が必要です。
✅ 今からできる!熱中症対策のポイント
1. 🥤 こまめな水分補給を忘れずに
「喉が渇いた」と思ったときには、すでに体は水分不足かも。
- 1日1.5〜2Lの水分を目安に
- お茶やコーヒーは利尿作用があるので、水・麦茶・経口補水液などがおすすめ
- 汗をかいたときは、塩分も一緒に補給
💡おすすめ:氷水を少しずつ飲む/冷たい麦茶を常備する
2. ☀️ 外出は時間帯と服装に注意!
- 暑さがピークの11時〜15時の外出はできるだけ控える
- 外出時は帽子・日傘・サングラスを活用
- 吸汗・速乾素材の通気性のよい服装を選ぶ
- マスク着用時は周囲との距離を保ち、ときどき外す時間を作る
👕 白や明るい色の服は熱を吸収しにくくおすすめ!
3. 🏠 室内でも油断は禁物!
エアコンを我慢していませんか?
室内熱中症は高齢者に多く、命に関わることも。
- 温度は28℃以下、湿度は60%以下を目安に
- 扇風機やサーキュレーターで空気を循環
- 外気との温度差が激しすぎないように、冷やしすぎも注意
💡高齢の家族がいる場合は、「エアコンちゃんとつけてる?」とこまめに声かけを。
4. 🍙 食事で“体の中から”対策を!
- ビタミンやミネラル、たんぱく質をバランスよく
- 梅干し・味噌汁・野菜たっぷりの食事で塩分と栄養を自然に補給
- 食欲が落ちたときは、そうめんに薬味や納豆を添えて栄養プラス
🧂 スポーツドリンクだけに頼らず、食事でも熱中症対策を意識しましょう。
5. 🛌 睡眠をしっかりとる
疲労が溜まっていると、体温調節がうまく働かず、熱中症リスクが高まります。
- 寝る前にコップ1杯の水を
- 扇風機の風が直接当たらないように
- エアコンは28℃設定+タイマーか除湿運転で快眠を
🧴冷却グッズ(ひんやりマット・冷感枕)も活用すると快適です!
👶 子ども・高齢者の熱中症対策ポイント
🔸 子どもは「遊びに夢中」で気づきにくい!
- 外遊びは午前中か夕方に
- 水筒を持たせて「15分ごとに飲もうね」と声かけ
- 顔が赤い/ぐったりしているときは、日陰で休憩+水分補給
🔸 高齢者は「暑さを感じにくい」ため要注意!
- 室内でも温湿度計を設置して、温度管理を見える化
- 「もったいないからエアコン使わない」はNG
- 一人暮らしの方は、安否確認や見守りも大切
🚨 こんなときはすぐに対処を!
熱中症かも?と思ったら…
- 涼しい場所に移動(室内や日陰)
- 衣類をゆるめ、風を送る
- 冷たい水・経口補水液などを飲ませる
- 首・わき・足の付け根を冷やす
❗意識がない、吐き気・けいれんがある場合はすぐに119番!
🎐 夏を元気に乗り切るために
熱中症は、正しい知識とちょっとした心がけで防げる症状です。
梅雨明けのタイミングは、体がまだ暑さに慣れていない“危険ゾーン”。
この時期から、家族みんなで熱中症対策を始めておけば、本格的な夏も安心して過ごせます。
水分、涼しさ、栄養、そして休息を意識して、元気に夏を楽しみましょう!